2012年2月27日月曜日

レタッチなどなど

一ヶ月以上ぶりのブログです。反省。。。

今年は、1月の一回目の撮影から、途切れることなくほぼ毎週撮影が入っています。
時には土日、時には平日。
今のところ、6月まではこの状態が続く予定です。
ありがとうございます。
頑張ります。

ちなみに、プロの「頑張ります」は、「努力します」ということではなく、「期待以上の結果を出します」という約束です。


それはさておき、今日は「レタッチ」のお話。
レタッチとは、撮影したデータの明るさを調整したり、色味を変えたり、部分的に暗くしたり明るくしたりして見る人の目をひいたり、見知らぬおじさんを消したり、式の準備でお疲れモードの花嫁さんのお肌を綺麗にしたり、といったような写真の補正や修正などのことをさします。

MASATO KUBO -wedding photography- では、お渡しするすべてのデータに簡易的なレタッチを施しています。これは、明るさ、コントラスト、色味を適正にするというものです。

撮影したままのデータというのは、後で調整しやすいようにあえてちょっとあっさりしたものになっています。もしくは、撮影時にシャッターを優先したために暗く写ってしまった写真もあります。これらを、撮影後にゆっくりと直すという作業です。数百カットすべてに目を通して(普段シャッターを押す回数は2,000を超えます)、ワンカットずつ調整していきます。

その後、アルバムを作成する段階で、使用カットにのみ、前述した「部分的に~」とか「おじさんを~」とか、「花嫁さんの~」とかいった内容のレタッチをします。全部にではなく、必要なカットのみです。

またそれ以外に、雰囲気を作るためにレタッチをするということもあります。それが以下の写真です(基本的にはベーシックな色味や明るさで提案しています)。
一番上が、データでお渡しするもの。それ以降は、わざと色味をつけて、雰囲気を出したものです。どれもちょっとずつ違っていて、元の写真にはない雰囲気を醸し出しています。


「結婚式のアルバム」というのは、写真データやL判の写真とはまた別のものだと僕は思っています。
全カットデータが「思い出」だとすれば、アルバムは「新郎新婦とカメラマンの作品」と呼ぶのがふさわしい気がします。
どこにどの写真を配置して、どれくらいの大きさで使って、あえてこのカットは使わない事でこれが引き立って、、、、ということを考えたり、モノクロや暖かい色見をレタッチで加えることで、その写真の意味を強調したりします。これは、何かを感じてシャッターを押す、という行為と同じくらい大切な作業だと思っています。

あとは、お二人が使用カットをチェックできるようにしているので、そこでお二人のアイディアも入れていただきます。アルバムも現在5種類あり、お好きなものを選ぶことができますし、そのうちの一つは、表紙カバーの素材・名前のフォント・紙・名前の印字方法(エンボスやスタンプなど)などのカスタマイズができるようになっています。

そうやって、流れ作業ではない、本当の意味での世界に一つだけのアルバムを手にしてほしいと思いながら、撮影後の作業をしています。
アルバムについては、打合せ時にサンプルを手にとってご覧いただけるようになっていますので、ご覧になりたい方は、ぜひ一度事務所の方にいらしてください。


最後に!文脈と全く関係ありませんが、アシスタント募集中です。。。笑




明るさとコントラスト、色味を適正に調整したカット。

わざと色味を変えて、独特の雰囲気をもたせたカット。